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担保があれば融資の審査は大丈夫?

前回に引き続き、銀行の審査ポイントをお話しします。
今回は二回目として「返済は確実か?」です。

皆さんはお友達にお金を貸すときに、
お友達から
「ありがとう。すぐ返すよ。」と言われたら、
「そんなこと気にしなくていいよ。」と返事をしませんか。

この言葉の根っこは、友達だから信用して貸したんだ。
だから返済の心配はしていない。だと思います。
つまり「返済は確実」と、判断したともいえるでしょう。

しかし銀行の場合は、初対面に近いような相手に、
お金を貸すわけですから。
そんな判断をすぐにはできません。

たとえ担保をしっかり確保しても、
何のお金で返してくれるのか(返済原資と言います)。
いつまでに返済してくれるのか(返済計画のことです)。

これらをハッキリと確認する必要が出てくるのです。
今回のお話は、ここの二点がポイントとなります。

それでは始めましょう。
先ず貸したお金を、何で返済してくれるかの見極めです。

個人の場合一番簡単なのは定期収入のある人が、
その収入に関する証明書を提示してくれる場合です。

これは特殊な場合(今年定年になる場合など)を除くと、
融資を実行しても、その収入から返済してもらえると、
銀行は判断することになります。

また法人などで、創業から何年か経っていていれば、
直前3期ぐらいの決算書類を提示してもらうことで、
そこに書かれた売上と利益から、同じような判断ができます。

問題はこのような人たちだけが、来るわけではない。
ということです。

例えば定期収入のない人や、設立間もない法人が、
お金を借りに来た場合、銀行は返済の不安をおぼえるわけです。

この場合よくやる手が、前回お話しした担保の交渉です。
万一のことを考えて、担保を固めてしまうのです。
もし銀行と返済原資の話をして、担保について何も言わない場合は、
こちらをよほど信用しているか、担保が前提になっているか、
このどちらかだと断言できます。

次にいつまでに返してくれるかですが、
貸せるお金には限界があるので、同じお金を何回も回転させて、
銀行は利息収入を挙げようとします。
これを資金効率の問題と言います。

一方、借りる方も金利のことがあるので、
いつまでも借りたくはありません。
この点で両者の利害は一致します。

けれども借りる方としては、
返せないような無理をするわけにもいきません。
結局双方に無理のない内容に落ち着く形になります。

もし審査をスムーズにと考えるのであれば、
借りる期間は出来るだけ短期にした方が、
間違いなく審査は通り易くなります。

特に借入期間の境目を、
一年、五年、十年に置く銀行が多いので、
一年半とか五年半の借入計画の場合は、
頑張って一年や五年を跨がないようにすれば、
ポイントを稼げると思います。
いかがでしたか。

次回はちょっと変わった審査のポイントを、
お話ししたいと思います。

2016/06/28 貿易実務の情報サイトらくらく貿易

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