三国間貿易は増加の一途。モノの流れが外国間で行われるため輸出コンプライアンスを見落としがちですので注意が必要です。|三国間貿易、輸出コンプライアンスに要注意!

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公開日:2014.06.16  / 最終更新日:2016.06.20

三国間貿易、輸出コンプライアンスの見落としに要注意!

三国間ビジネス展開が活発になってきています。
カネの流れには日本が介在するがモノの流れが外国間で行われる三国間貿易。
TPPなどのFTAが世界のサプライチェーンに変化をもたらしています。

このような場合の日本企業としての輸出コンプライアンスについて考えてみましょう。

■輸出コンプライアンスとは?
輸出に携わる企業・団体・個人は、外為令に則った輸出コンプライアンスが求められています。
輸出されるすべての貨物と技術は事前に判定のうえ必要に応じて許可申請が必要です。

テロ対策や軍事用途に転用されないように貿易管理が世界規模で行われているためです。
日本発の輸出はもちろんですが、三国間貿易も輸出コンプライアンスの対象となります。

■なぜ輸出コンプライアンスが求められるのか?
多くの産業資材が武器にも転用できます。
そのためすべての輸出者は輸出貨物や技術の判定と事前許可が求められています。

パスポートがないと海外旅行に行けないのと同じです。
モノの流れが外国間だから関係ない、ではありません。

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