失業率が日本より高いフランスですが、ほとんどの女性は仕事を持っています。日本と変わらず、仕事を持つ女性はいつも時間がない状態です。一体どうやってやりくりしているのでしょうか? |仕事を持つフランス女性の家庭と仕事管理術

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仕事を持つフランス女性の家庭と仕事管理術

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失業率が日本より高いフランスですが、ほとんどの女性は仕事を持っています。
日本と変わらず、仕事を持つ女性はいつも時間がない状態です。一体どうやってやりくりしているのでしょうか?

私はフルタイムで、フランス企業に勤めていたことがありました。そのときに感じたのは「仕事より、仕事と家庭の両立が大変だ」という事でした。

各企業が集まるミーティングで出会った女性と話したとき彼女がいいました。
「ねぇ、ハウスクリーニングの人、いい人知っているから紹介しましょうか?」フランスでは週に1回から2回契約をきめて定期的にお掃除にきてくれることをハウスクリーニングといいます。お手伝いさんを派遣してもらう感覚です。あらかじめ、やってもらうことは取り決めておく必要がありますがお掃除に限らず、お料理の下ごしらえなども頼めるのです。

私も一時期利用していたことがあります。依頼内容は、家のお掃除、長女の幼稚園のお迎え、料理の下準備です。週に1回で2時間の契約でした。派遣されてきたのは若い女性でしたが、お願いしたことはきちんとやってくれたので満足でした。しかしフランスですので定期的にバカンスをとるのです。そのときは、代理の人を頼めるのですが全く頼んだことをしてくれない人もいたりとやはり信頼関係が大切だと痛感したものです。他人に家に入られるのは、わりと日本より抵抗がないフランスだからこそ浸透しているサービスなのかもしれません。

次に、女性が働くときの子供の預け先です。フランスには、幼稚園に入る前の子供の受け入れ先は、託児所か保育ママです。どちらも行政がかかわる認可になります。日本と違うのは、保育ママ利用率がかなり多いことです。おそらく、職種によっては時間の融通がきくからかもしれません。私も長男が赤ちゃんの頃は保育ママにお願いし、そののちに託児所にお願いしていました。保育ママも相性がありますので、自分の教育方針にあった方にあえたらラッキーです。ただ、保育ママの場合、こちらが雇用主となって毎月給与明細を渡さなければなりません。保険や社会保障などを計算しながら、書類を作成するのは慣れていないとそちらにエネルギーをとられることになってしまいます。

毎日の家事は、どうなっているのでしょうか?
フランスには、冷凍食品だけを専門にしているスーパーが全国展開であります。そこには、インゲンだけなど素材だけのものや、ミートソースなどもう調理されているものなどありとあらゆる種類のものが売られています。美味しそうなデザートも種類が豊富です。品質もしっかりしています。忙しくて買い物に行く時間がない!というときは、こういうストック冷凍の野菜を付け合わせれば何とか食事のバランスもとれるという訳です。家庭では、食洗器、衣類乾燥機の設備はあたり前です。大型冷凍庫をもつ家庭も多いのにはびっくりです。

ここまでそろってくるとかなり家事の負担は減っていきます。しかし、私が一番大変だったと感じていたのは子供の発熱などの呼び出しでした。フランスでは、子供の病気などの理由で休暇が何日かとれるシステムがあります。それを使っても、子供が数人いればその休暇だけでは間に合わない状況も出てくるわけです。職場と預け先の距離が遠いとすぐには迎えにいけない状態です。

「こればっかりはね。。。」と思っていた私に、こんな風に切り抜けるのよと教えてくれたのが義理妹夫婦でした。彼らは、共働きで小さい子が2人います。職場は、車で1時間もかかります。彼らは、保育ママを家に雇い入れました。朝、家に保育ママにきてもらい家で一日中子供をみてもらうのです。一人は、幼稚園に通う年齢なのでその送り迎えも仕事の1つです。これなら、急な呼び出しにも対応できるわけです。信頼できる人を見つけたらしく子供達もとてもなついているとのことです。

いかがでしたでしょうか?フランス女性は合理的に時間を使います。こうして外注にお願いして生み出した時間は何に使われているのでしょうか?一番は、子供や家族との時間です。遠足の付き添いなども仕事をもっていようがみな積極的に参加します。もちろん、自分の時間も大切にしています。習い事をしている方も多いです。夫婦だけで出かけることも頻繁にあります。

「頼めることは周りにお願いしてもいい」を前提に動いているフランス式。参考になればと思います。

2017/10/27 エヴルー由布子

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