ケニア人と仕事を上手くまわすためには、まずはケニア人の仕事への取組み方を理解しましょう。「伝えつづけ」そして部族意識をうまく活用することです。 |ケニア人と仕事を上手くまわすポイントは

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Mama Africa! Kenya便り:ケニア人と仕事を上手くまわすポイントは

こんにちは。

前回は、「ケニア人との仕事で意識したいこと」と題して、
共に仕事をするためにこちらが臨機応変に対応することが
賢明だとお伝えしました。

今回はケニア人の仕事への取組み方を理解し、
どのように付き合うのが良いのか
また個人と企業の取り組みについてもご紹介します。

まずケニア人と共に仕事をする上で大事なことは、
とにかく伝え続けることです。

率直に言えば、彼らは
「仕事をせず、いかに楽をしてお金を得るか」が、
仕事に対する責任感や意欲よりも十分に勝ります。

「仕事をしない」言い訳は流暢で、
皮肉にも英語が公用語である彼・彼女らは、
言い訳がまるで筋の通ったプレゼンの様に聞こえてしまうのです。

日本人の常識(仕事への生真面目さ)と同じレベルを
期待するのはとても危険です。
まずは現地でケニア人とビジネスをする上で最初に
理解すべき点だと言えます。

この考え方の背景にはケニアの経済環境が
関係すると考えられます。

ケニアの高い経済成長率が注目を浴びる一方、
高いインフレ率や汚職による非効率な政治から、
末端の国民生活水準は一向に改善されていないのが現状です。

真面目に一生懸命働いても報われない生活環境から
「楽をしてお金を稼ぎたい」
と思うのは仕方のないことかもしれません。

それゆえ仕事を計画的に遂行させるためにも、
相手に根気強く言い続けてこちらの意思や要求を
伝えることが大切なのです。

「とにかく伝え続けること。
これがケニア人とうまく仕事をするためのコツ。」
と企業のトップに立つあるケニア人の友人が
私に教えてくれた言葉でもあります。

また、伝え続けると共に大切なのが「仕事をやらせること」です。
日本では「上司が部下に背中を見せて教える」ことは
よく見られる光景です。

しかしケニア人には全く通用せず、
むしろ「これは自分の仕事ではない」と判断され、
逆効果となることがほとんです。

伝え方として、
「私だったらこうするが、それは貴方の仕事である」、
「○○という結論がほしい」と
明確にとうとうと説明をするなど、
あくまでも行動を促すことがポイントです。

さらには、私達の管理能力を鍛えることも重要です。
日本では、仕事を任せるため相手を信頼し信用する
ことから始まるとも言われていますが、
残念ながらケニア人には全く通じません。

信頼していた現地スタッフが物を盗む、財産を持って
突然消える話は多かれ少なかれ耳にする話ですが、
ここでは逃げた相手より逃げられた側の管理能力を
問われることになります。

大事な仕事を一任するのではなく、
出来る限り自身の管理下に置くことが望ましいのです。

これらは対ケニア人個人のお話でしたが、
企業の中には組織で現地人材の有効活用に
取り組む企業もあります。

その一つの手法が、現地スタッフを多部族で構成することです。
部族間で健全な競争意識を芽生えさせることが企業成長にも
つながるという考えからです。

首都ナイロビはまるで多民族国家の様に
各地から様々な部族が集まりますので、
部族意識が高く同族同士のつながりも強いです。
生活や仕事面での助け合いや、現地企業の中にはトップと
同じ部族から候補者を採用する傾向もまだあります。

同族で固めればチームワークが生まれそうですが、
反面、馴れ合いや結託(共犯)する可能性も高くなります。

現地スタッフは多部族になるように採用し、
部族ごとで小チームを作り互いがリスクを軽減することもも
一つの方策と言えます。

「郷に入れば郷に従え」の言葉があるように、
ケニアで働くことはそれまでの「当たり前」が通用しない
ことを受け入れ、柔軟に対応していくことが大事だと思います。

次回は、フードデリバリーについてお届けします。

2016/2/29 E W Africa, Schema Corporation

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