船会社や航空会社は、貨物を安全に輸送する義務を負っていますが、すべての損害について賠償責任を負っているわけではありません。|貨物輸送時の賠償責任の所在はどこ?

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貿易の基本3:運送会社には賠償責任がない?

意外と思われるかもしれませんが、船会社や航空会社は、貨物を安全に輸送する義務を負っていますが、すべての損害について賠償責任を負っているわけではありません。

運送約款で、免責や責任限度額が細かく規定されているためです。 事故がおきてもすべてを補償してくれない場合があるのです。

そのため、貨物運送中に事故が発生し損害が生じることを想定し、貨物海上保険契約を掛けることにより、運送約款の免責・限度額に関係なく、損害額の補償を受けることができるのです。

貿易取引は異なる国の間で物(貨物)と紙(書類)が移動しますが、輸出者と輸入者の責任範囲が明確でないと、トラブルの原因になります。また、輸出者、輸入者のどちらが輸送中のリスクを負担するか、あるいはどちらが貨物海上保険や国際輸送を手配するかなど、貿易取引条件ごとに国際規則が定められています。

この国際規則に従って、輸出地から輸入地にまでの全輸送過程の中で、海上でのリスク対策として貨物海上保険を掛けることになります。その際、個々の貨物の性質や輸送実態に応じた保険条件にするには、海上保険の仕組みを十分に認識しておくことが大事になります。

関連サイト:
インコタームズ2010(その1) 2010/10/6
インコタームズ2010(その2) 2010/12/8
国際輸送での損害賠償責任 2011/6/20

2012/02/27

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