クロスレートについての貿易用語解説。貿易実務の情報サイト 「らくらく貿易」。|クロスレート 貿易用語集

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貿易用語集

公開日:2015.08.26  / 最終更新日:2017.10.12

くろすれーと・クロスレート 

Cross rate
外為実務用語。
外為為替相場の一種。

通常は日本円を介さない、二国間の為替相場を算出するのに用いられる。例えば米ドルとユーロ、あるいはオーストラリアドルとスイスフランのように、双方の通貨が日本円以外の場合。

米ドルと第三国通貨との為替相場を指す場合が多いが、(これを米ドルクロスと呼ぶ)ユーロなど他の基準通貨や、非基準通貨同士の相場も算出可能となる。

ワンポイント:
クロスレートで算出された為替相場には、銀行手数料が含まれていないため、銀行は算出相場に手数料相当分を加減して、対顧客相場を適用する。この場合手数料部分を大きくすると、算出レートが大きくゆがむため、銀行としては多くの収益を得にくいのが実態。

銀行から提示されたクロスレートが妥当か否かは、その銀行で発表している公示相場を用いて、手持ちの通貨を一旦円に換算し、さらにその金額で希望通貨を入手したとして計算をすると、その妥当性を推測することができる。

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