リーズアンドラグスについての貿易用語解説。外為実務用語。為替リスク対策の一つで、外貨建ての債権債務の受け渡しを、早めたり遅らせたりすること。貿易実務の情報サイト 「らくらく貿易」。|リーズアンドラグス 貿易用語集

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貿易用語集

公開日:2015.10.16  / 最終更新日:2021.03.05

りーずあんどらぐす リーズアンドラグス

Leads and lugs
外為実務用語。
為替リスク対策の一つで、外貨建ての債権債務の受け渡しを、早めたり遅らせたりすること。

英語Leads and lugsを無理に日本語にすれば「先行と遅行」だが、実務ではこのままカタカナ表記で用いる。

円高になりそうだと思えば、債権は早く回収し債務は遅らせる。円安を予想するのであればその逆ということになる。

一件至極まともな話に見えるが、為替の見通しを誤ると、必要以上にリスクを負うことになる。

同じような為替リスク対策として紹介される、先物為替予約や為替マリーに比べて実効性はやや疑問である。

ワンポイント:
リーズアンドラグスが今一つ広がらないのは、こちらの都合で早めたり遅くしたりすることは、相手から見れば、支払を早く求められたり、受取が遅くなることであり、相手はハッピーとは考えにくい。

その後の取引関係も、容易に想像できてしまう。あまりこの方法を勧められない所以である。

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