一度は交渉が滞っていたEPA・EUと日本の経済連携協定がようやく合意にいたりました。日本側はチーズ、ワイン、チョコレートやパスタの関税を段階的に引き下げることになり、EU側は日本から入ってくる自動車の関税を下げていく方針になっています。日本に帰国するときお土産にリクエストされるのが、やはりワイン、チーズです。 |フランスワインやチーズが安くなる未来とは

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フランスワインやチーズが安くなる未来とは?

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一度は交渉が滞っていたEPA・EUと日本の経済連携協定がようやく合意にいたりました。

消費者にとっては、関税が下がることは価格が手ごろになるにつながるので嬉しいニュースといえるでしょう。

日本側はチーズ、ワイン、チョコレートやパスタの関税を段階的に引き下げることになり、EU側は日本から入ってくる自動車の関税を下げていく方針になっています。

15年かけてということで少し長い期間にも思えますが段階的にというのは生産業者にしては必要な歳月なのかもしれません。

日本に帰国するときお土産にリクエストされるのが、やはりワイン、チーズ、チョコレート。日本でも最近は、どこのスーパーでもチーズコーナーを設置しておりその充実ぶりに驚きます。そして売られているチーズがフランスに比べるとかなりのミニサイズなのにもびっくりします。フランスで「ご試食どうぞ」と置いてあるサイズとほぼ一緒です。

ワインに関しては、日本はすでにフランスワイン購買のお得意様なので関税の引き下げは販売者と消費者にとってはうれしい限りです。フランスのワイナリーの方と話すと「日本のお客さんは、品質を評価して買ってくれるので嬉しい」ということを聞いたことがあります。こう書くと、日本のワイナリー生産者が苦しい立場になってしまうでしょうか。

私は、ワイン好きのフランス人達がひそかに日本旅行の時に日本のワインを買って持って帰るのを知っています。日本だけでなくマーケットを広げるチャンスになるのではと期待しています。

チョコレートは、有名パティシエのお店がデパートや都心にはオープンしていますがまだまだ日本人にとっては贈り物向けという印象を受けます。フランスでは、クリスマス、4月のイースターでチョコレートを贈ったり買ったりする習慣があり
寒い冬はチョコレートでエネルギー補給をはかるくらいチョコレート消費国民です。材料が良質なのとチョコレートの歴史があることもあり味はお墨付きです。

関税引き下げで日本人のEU産チョコレート購買率がアップするでしょうから日本の生産者は味や質の改善をしていかないと難しいのではと感じています。

日本側の譲歩が嗜好品なのに対して、EU側は自動車。ヨーロッパは車で移動が基本とても多いので環境に配慮したハイブリット車など日本車の流通の拡大を一気に広めるチャンスといえると思います。

物の流通のハードルが徐々に下がっていくのはうれしいことですがそこには必ず人が介入します。今後さらにお互いの文化やバックグラウンドを理解してビジネスを進めていくことが大切だと思っています。

2018/09/02 エヴルー由布子

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