入札保証についての貿易用語解説。貿易実務の情報サイト 「らくらく貿易」。|入札保証 貿易用語集

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にゅうさつほしょう・ニュウサツホショウ 入札保証

Bid bond
プラント工事請負など金額が大きく期間も長い取引において、工事実施主体が入札参加者に入札時に要求する保証金のこと。

この制度は不正業者の参入防止や、落札者の締結拒否リスクへの抑止措置として用いられる。

基本は保証『金』として現金や証券(国債等)を工事実施主体に対して積むことであるが、実際には金融機関発行の保証状を差し入れるのが一般的。

ワンポイント:
入札保証自体は国内取引でも多く目にするが、外為の場合国際入札に関するものであり、入札希望者は契約条件等をよく理解したうえで、入札保証を金融機関に依頼することが望ましい。

一方金融機関にとって入札保証は、依頼者が落札に成功すれば、そのまま後続契約につながるため、前向きに応じる場合が多い。

にんていじぎょうしゃ・ニンテイジギョウシャ 認定事業者

Authorized Economic Operator
国際物流に携わる認定業者のこと。AEOと略す。

税関と民間業者とのパートナーシップで税関手続きをスムーズに行うため、法令遵守(コンプライアンス)とセキュリティー管理体制の整った事業者を税関がAEO事業者として承認・認定する。AEO制度。

米国同時多発テロを契機に国際物流のセキュリティー強化が課題となっている。しかし、国際競争力を高めるには物流の円滑化も不可欠である。税関手続きの緩和・簡素化策を提供する代わりに、事業者の法令遵守とセキュリティ意識を高めることを目的とした制度でもある。

AEO事業者になるメリットは、
・輸入申告時の審査・検査の基本的省略
・貨物引き取り後の納税申告
・保税地域に搬入せず自社倉庫での輸出申告が可能
などがある。

対象は、輸出時の製造者、輸出者、輸入者、通関業者、運送業者、倉庫業者が含まれる。

にあげこう・ニアゲコウ 荷揚港

Port of Discharge 
物流用語。輸出入書類に記載する貨物の輸入港のこと。

にうけばしょ・ニウケバショ 荷受け場所

Place of Receipt
物流用語。貨物の荷受け場所のことで、B/Lに記載する情報の一つ。
船会社の運送責任はPlace of Receipt(荷受地)からPlace of Delivery(荷渡し地)までである。

にわたしばしょ・ニワタシバショ 荷渡し場所

Place of Delivery
物流用語。輸出入書類に記載する貨物の荷渡し場所のこと。

にかわせえるしー・ニカワセエルシー 荷為替LC

Documentary LC
LC(信用状)に関連した用語。
貿易取引で一般的に使用される船積書類が添付された荷為替信用状のこと。
(Letter of Credit 参照)

にかわせてがた・ニカワセテガタ 荷為替手形

Documentary Bill
B/Lなどの船積書類が添付された為替手形のこと。

輸出者(売主)は船積後に船積書類と為替手形を取引銀行に買い取ってもらい、取引銀行は輸入者(買主)の国の銀行を通じて買主から代金を回収し船積書類を輸入者に引き渡す方法。
(D/A 参照)
(D/P 参照)
(Bill of Exchange 参照)