ノンデポコルレス銀行についての貿易用語解説。貿易実務の情報サイト 「らくらく貿易」。|ノンデポコルレス銀行 貿易用語集

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のんでぽこるれすぎんこう・ノンデポコルレスギンコウ ノンデポコルレス銀行

外為実務用語。

「コルレス契約」は結んでいるが、預金勘定はおいていない銀行のこと。

資金決済は第三の金融機関が選定されている。実際のコルレス契約では、この形式が最も多い。

ワンポイント:
コルレス銀行というと、まずこちらを思い浮かべる方が多い。

資金の決済方法は、コルレス契約で通貨ごとに定められているので、海外送金を依頼するときなどは、取引金融機関にコルレスの有無を尋ねるだけでなく、通貨によっては送金そのものが取扱い可能かを事前に確認しておくと良い。

USDやEUROあるいは先方国通貨以外の通貨での送金は特に注意を要する。

先方国と関係のない通貨(例えば、タイ向けに香港ドル)で送金を依頼すると、依頼した通貨では支払いができないとして、途中あるいは先方国に到着後、現地通貨に交換したうえで支払い、といった思いもよらない結果を防ぐために必要である。

のんこるれすぎんこう・ノンコルレスギンコウ ノンコルレス銀行

外為実務用語。

外国為替取引のため「コルレス契約」を締結していない銀行のこと。「ノンコル」あるいは「ノンコル先」と呼ぶ。

締結しない理由はさまざまであるが、世界的に有力な銀行間であってもお互いにメリットが無ければ、コルレス契約を結ばないことは、珍しい事ではない。

一方、その存在すら不確かな金融機関や財務内容がきわめて不芳な金融機関などとは、コルレス契約は当然締結しないので、これまたノンコルレス銀行となる。

つまりノンコルレス銀行とは、いいか悪いかは問わずに、単にコルレスを結んでいないのだぐらいに考えておいた方が間違いない。

ワンポイント:
海外の取引金融機関が自分の取引金融機関とコルレスがない場合、往々にして外為取引は滞りがちになる。

解決策として考えられるのは、第三の金融機関(双方の金融機関とコルレスを持つ)を間に立てたり、どちらかが他のコルレスのある金融機関に移ってしまうという方法がある。

しかしその取引がお互いの事業すべてではないはずのなので、短絡は危険である。

それよりも取引のある金融機関に、相手金融機関とコルレス契約を新しく結ぶように働きかけるという手もある。

のーてぃふぁい・ノーティファイ

Notify
BLまたはAWBに記載される物流用語。着荷通知先。
着荷通知先=貨物到着地における貨物の到着通知すべきあて先のこと。