ういーんばいばいじょうやく・ウイーンバイバイジョウヤク ウィーン売買条約
United Nations Convention on Contracts for the International Sale of Goods
国際物品売買契約に関する国際連合条約(=ウィーン売買条約)のこと。
ワンポイント:
国籍の異なる企業間では、取引条件の解釈で紛争となることがよくあります。世界各国は異なる法制度や商慣習であるにも拘らず、国際商取引を解釈、履行する統一された商法がないためです。このため、世界主要国で採択されている「ウィーン売買条約」が物品売買契約に関する紛争解決の際の国際条約となっています。
不思議なことに日本は、これまでこの条約を採択しておりませんでしたが、ようやく、2009年8月より発効となります。「インコタームズ」を補完し、契約の成立や契約違反に対する救済についても規定したこの「ウィーン売買条約」が適用されることになります。