世界経済のスローダウン・荷動き低下により、実勢の海上運賃は、路線にもよりますが、低下しました。|海上輸送状況の状況と海上運賃 貿易実務

  • Twitter
  • facebook
  • LINE
検索
公開日:2011.06.23  / 最終更新日:2016.06.24

海上輸送状況ー運賃修復の動きと船舶需給ギャップ 

昨年来の世界経済のスローダウン・荷動き低下により、実勢の海上運賃は、路線にもよりますが、大幅に低下しました。

最近、在庫調整が一巡し、景気底入れ期待が広がり、荷動き量が増えていることを反映して、以前のレベルから極度に下がってしまった実勢レートを元のレベルに引き上げるなど、現状マーケット相場にあわせた運賃レートの調整(運賃修復=Rate Restoration)が行われています。
しかし、世界の海運各社は需給ギャップにも直面しています。

世界全体のコンテナ船船腹量は、2009年末で1,326万TEU(2008年末の1,236万TEUに比べ、 7.3 %増)と好況時に大量発注した新造船が投入されています。
今後も船腹量は、毎年10%程度増加すると見られており、世界の船舶需給ギャップが問題となっています。

2009/10/23

海運の関連記事