バンクツーバンクL/Cについての貿易用語解説。貿易実務の情報サイト 「らくらく貿易」。|バンクツーバンクL/C 貿易用語集

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貿易用語集

公開日:2015.08.27  / 最終更新日:2017.10.23

ばんくつうばんくえるしー・バンクツーバンクエルシー 

Bank to bank L/C
外為実務用語。

海外業者が現地金融機関から借り入れを起こし信用面・担保面の不安により、思うように借り入れられない場合、日本の金融機関から現地の金融機関に対して、信用補完のために開設される信用状(L/C)のこと。

スタンドバイL/Cやパフォーマンス・ボンドの形をとることが多い。

開設に当たっては、日本の金融機関の日本の業者に対する与信審査があるので、留意しておく必要がある。

ワンポイント:
日本の金融機関に対する海外の信用は大きいものがあり、海外業者からBank to bank L/C開設を求められることが多い。

しかし、荷為替信用状と異なり、開設したからといって商品が確保されるわけではないので、商品出荷に懸念ない先(例えば海外子会社)を念頭に、限定的に考えておけばのちのちのトラブルは回避できると思われる。

なお逆の場合、つまり日本サイドの輸入案件で、海外の金融機関から同種L/Cが届く場合がある。

上記の説明からは矛盾するようであるが、日本の金融機関ではこの手のL/Cには担保価値を認めない場合が大勢であるので、商売を進めるうえで余り過信しない方が良い。

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