貿易用語集
公開日:2015.08.27 / 最終更新日:2017.10.16
だいにこうじそうば・ダイニコウジソウバ 第二公示相場
The second exchange quotation
外為実務用語。
外国為替に関した用語。
サスペンド後一定時間経過後、改めて発表される公示相場を第二次公示相場という。
この間は金融機関窓口での受付を中止する場合が、ほとんどであるので注意を要する。
なお公示相場はさらに相場が大きく動くことにより、第三次・第四次と更新される可能性があるが、当日の外為相場表はその日限りのものであり、実需筋主体の東京外為市場では、さらに大きく乖離することは考えにくい。
ワンポイント:
市場連動相場、サスペンド、第二公示相場といったものは、法令等の定めではなく市場慣行というべきものであり、その適用判断や運用は、各金融機関の自主性に任されている。
その結果として、公示相場が各金融機関で異なる場合があるのはもちろん、市場連動相場、サスペンド、第二公示相場などの適用のタイミング・内容が微妙に異なることとなる。
過去の事例では、2円以上乖離したにもかかわらず、14時45分すぎであったことから、そのままサスペンドせずにその日の取引を終了したこともあった。