フィンランドの首都ヘルシンキにも毎年さまざまなレストランがオープンしています。あるレストランでは風変わりな食材をネタにして話題になっています。食用コオロギです。「サーキュラー・エコノミー(循環型経済)・ロードマップ2025」が策定され、「持続可能な食料システム」として、食にの環境負荷を低減し、新たな市場や雇用の創出掲げています。|フィンランドで未来の食が出現?!

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Terve!フィンランドで未来の食が出現?!

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都市に新しいレストランができるとどの国でも話題になります。

フィンランドの首都ヘルシンキにも毎年さまざまなレストランがオープンしています。

でも最近オープンしたレストラン、ちょっと風変わりな食材をネタにしているので話題になっています。

その食材とは・・・。食用コオロギです。

欧州委員会(EU)が今年2018年1月に食材に用いる「昆虫食」を「食品」と認可したため、食用の昆虫食の飼育や販売が可能になりました。昆虫は、他の飼育動物に比べて大規模な設備投資が要らず、コストを抑えて飼育できること。飼育の過程における環境に対する負荷が低いこと。さらには昆虫に含まれるタンパク質やビタミン類が豊富ということで、経営面、環境面そして栄養面でも「食」の未来のカギを握る「スーパーフード」として注目を集めています。

そのレストランでは、「コオロギ」の素揚げタルトが話題を呼んでいます。食を提供するだけではなく、店内でそのコオロギを飼育しているのも興味深いです。

しかし、なぜ欧州連合やそのレストランはそこまでして昆虫食にこだわるのでしょうか。その背景には、EUが新たな経済モデルとして提言している「サーキュラー・エコノミー(循環型経済)」の存在があります。これは、日本でおなじみの「リサイクル」「リユース」「リデュース」の3Rを製品ライフサイクル全体の中で実現し、あらゆる原材料、製品、廃棄物を最大限に活用することで、環境面および経済面の双方に利益を生み出すことを目的としています。

フィンランドにおいては、「サーキュラー・エコノミー・ロードマップ2025」が策定され、その中で「持続可能な食料システム」として、食に関わる環境負荷を低減し、新たな市場や雇用を生み出すことを掲げています。

この昆虫食はまさにその目的に沿った新しい取り組み。レストラン以外でも、菓子製造会社ではパンやクッキー、チョコレートに練りこんだものを開発して販売しています。そのおかげか、最近では、フィンランド国内にコオロギ工場が増えているといいます。

実際、著者が住む地元のスタートアップ企業の一つが、コオロギを製品開発してスムージーやチョコレートに商品化して販売をはじめ、数カ所に工場を建てています。

昆虫食というと、日本ではイナゴの佃煮が有名かと思います。中国やタイなどでも日常的に昆虫を食べる地域があるとか。でもやはり口にするには、まだまだ抵抗があると感じるのは、私だけでしょうか。

じゃがいもやトマトがその昔、魔物の食べ物だと言われた時代があったように、あと100年後ぐらいには「昔は、コオロギは食べ物じゃなかったんだよ」「え〜!こんな美味しいのに?」という会話が交わされて一般化しているのでしょうか。

2018/10/06

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