フランスでは「le bon coin(ル ボン コワン)」が中古品売買サイトとして人々の人気を集めています。|フランスの中古品売買サイトならleboncoin

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公開日:2017.03.25  / 最終更新日:2022.10.21

フランスの中古品売買サイトならleboncoin

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皆さんは、ネットオークションやフリーマーケットは利用されたことがありますか?

フリーマーケットはちょっとしたお祭りのような雰囲気で眺めるだけでも楽しいものです。

フランスでは、春先や秋の季節に至る所でフリーマーケットが開催されます。バカンスの費用を捻出するために使用期間が限られているベビー用品や子供のおもちゃ、洋服などはこういった中古品を上手に利用しています。

「自分の不要なものを売りたい。」「新品でなくてもいいのでなるべく安く買いたい。」という場合、思い立ったらすぐでき便利なのがネットオークションです。

今回は、フランス人に一番愛されている中古品売買サイトを紹介したいと思います。その名は、「le bon coin(ル ボン コワン)」。

個人もプロの人も無料で売り出しのお知らせができます。サイトのトップページにはフランスの地図が載っているシンプルな作りです。全国規模で売買のお知らせをみるか地域限定かは自分で選択ができます。扱っている商品は、子供の洋服一枚から車、家、ベビーシッターなどのサービスまで売り出し中です。

大手のヤフーなどの売買の場合、売る人の過去の評価やプロフィールなどが公表されています。買い手は参考にして信頼性を見極めていきます。しかし、このサイトはそういうことが一切ありません。サイトに会員登録すれば売主としてデビューできますし、買う側なら登録も不要です。現在は、金銭のやり取りが発生するサイトには、色んな記入項目をクリアしないといけない時代に逆をいっています。

このシンプルさが逆にフランス人に支持されているのかもしれません。私も、過去にこのサイトを通してヤマハのピアノ、スキーウエア、畳などを購入。

まず購入者の場合は、お知らせにのっている連絡先にメールか電話でコンタクトを取ります。携帯電話の番号を載せている売主も多く、直接連絡も可能です。商品の状態を確認したり、値段の交渉も可能です。うまく取引が成立した場合は郵送可能なものは、郵送費を含めた金額をあらかじめ小切手で売主に送り、そのあと荷物を送ってもらいます。

先ほどもいいましたように売主の過去の評価など一切ありませんから情報はほとんどないです。やはり不安はつきまといます。特にピアノなどの高額で大物なものは現物を見てからでないと購入できないので売主のところへ出向いていかないといけません。

びっくりするくらい豪邸にたどりついたり、いざ試しに鍵盤を押したら音がでないなどという事も。大物は、どうしても売主の家に行くことが多く不安と期待をもちつつ毎回アポを取ります。全くシステム化されていないこの泥臭いやり取りを通過して購入にいたるわけです。しかし、この面倒なやり取りを通して相手が信用できるかわかるので最終的には納得のいく買い物ができます。

売る側としてブランドのバッグを出品した時は「ペイパルで払うからいますぐ送ってくれ」と言われたことがありました。しかしやり取りの途中で不信感が募り調べてみたら詐欺だったこともありました。このボンコワンというサイトでは、カード払い、ペイパルなど便利と思われているツールは使えない場合がほとんどで、現金払い、振り込み、小切手の支払いがほとんどです。

中古品を買う場合、信頼性を高めることに常に努力している大手のオークションサイトよりフランス人はやっぱりこちらのサイトを利用しているのはどうしてでしょうか?

手続きのシンプルさ、頻繁に出品の更新されていること、そして無料というのが大きなポイントだと思います。他人の評価などのツールは信用せずに自分の責任で判断して購入するという考え方なのかもしれません。最近は、「笑える出品物とお知らせ集」などの本も出版されており、完全に市民権を得ているこのサイトです。

もし、海外のオークションサイトで何か購入を検討される場合、フランスならとりあえず一度このボンコワンで値段の相場をみてから検討することをお勧めします。

leboncoinのサイトはこちらです。
https://www.leboncoin.fr/

2017/03/25

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