新型コロナウイルス感染者の増加を理由に再び外出規制がかかったフランス。今回の規制は結論からいうと3月の1度目にくらべると外出や移動に関しては自由度が少し高いといえます。外出には許可書の所持が義務付けられていますが、スマホからダウンロードできます。|フランス、2度目の外出規制は?

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公開日:2020.11.08

フランス、2度目の外出規制は?

フランスのカラフルなマスク
日本でもニュースなどで報道されていると思いますが、新型コロナウイルス感染者の増加を理由に再び外出規制がかかったフランス。今回は、どんな感じなのか?現地の様子をレポートいたします。

前回の規制では、
・学生はみな在宅でオンライン授業を受けて登校はなし
・公的機関も大幅な時間縮小で受付
・スーパー、薬局など以外のお店はほぼクローズ
という状態でした。よほどの理由がないと外出はできない状態でした。

今回の規制は結論からいうと3月の1度目にくらべると外出や移動に関しては自由度が少し高いといえます。
幾つかの例を挙げてみます。
・公的機関は通常通り
・幼稚園から高校までの学校は通常通り登校
・テレワークが強く推奨されていますが、どうしてもテレワークができない職種は雇用主が発行する証明書を持参で通勤可
・先延ばしにできない通院、介護が必要な身内のサポートなども可能
・生活必需品の買い物も可能

すべての外出には、許可書の所持が義務付けられています。これは簡単にスマホから許可書をダウンロードできるようになっています。
商店、レストラン、映画館などの商業施設はクローズとなっています。

結婚式なども6人までの集まりまでは可能ですが、それ以上の人数は禁止されています。外出規制の発表がされる数日前から、何となくざわついた雰囲気になっていたフランスです。メディアが先行して「また外出規制が出されるのでは?」という報道を繰り返ししていたこともあるかと思います。実際、規制発表がかかるまでの数日間のスーパーは、多くの人でにぎわっていました。

今回面白いと感じたのは、スーパーの入り口にすでに大量のトイレットペーパーや小麦粉など前回の規制で在庫不足に一時期なったものがアピールするごとく山積みにされていたことです。販売側もこの状況を予測して、かなりの量を仕入れていたのだと思います。前回の様なパニックに近い買い占めは今の所おきていないようです。

マスクを着用する習慣がなかったフランスですが、公的機関やスーパー、病院など建物に入る際のマスク着用が義務になりました。最初はマスク不足や慣れないマスクに抵抗する人たちも見受けましたが、ここ最近はやっとマスク着用にも慣れてきた様子です。ファションの1部となって洋服と色をコーディネートする女性もみかけるようになりました。また6歳からマスク着用が義務になり、子供向けのカラフルなマスクなども売られるようになりました。

感染者が多くみられる地域では、街中を歩く時もマスク着用が義務になっていますが今のところ、一部の地域のみとなっています。「仕事、勉強は続行してお楽しみの娯楽部分のみが禁止になっている。」という不満の声も聞こえてきます。確かに、コンサートや映画館、レストランに自由に行けないのは寂しいですが、動画などでバーチャルな芸術にふれることも可能です。

2020年の終わりまであと2か月をきりました。クリスマス、大みそかなどはフランス人達がプレゼントを買ったり、パーティーをしたりと華やかな時期です。大きく消費が動く時期ですので、ネット注文のシステムが整っていない販売業は厳しい商戦を強いられるかもしれません。

今年は、例年のような冬が送れるかはまだ今の段階ではわかりませんがこの状況からまた新しい形の楽しみ方を生み出す可能性に期待したいと思います。

2020/11/08
エヴルー由布子
フランス在住

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