確定日渡しについての貿易用語解説。貿易実務の情報サイト 「らくらく貿易」。|確定日渡し 貿易用語集

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貿易用語集

公開日:2015.08.26  / 最終更新日:2017.10.05

かくていびわたし・カクテイビワタシ 確定日渡し

Fixed date delivery
外為実務用語。
為替予約で使われる用語。

先物為替予約には「確定日渡し」と「期間渡し」がある。

「確定日渡し」とは、特定の日を受渡日と定め、その日であればいつでも(といっても金融機関の営業時間内が原則)、何度でも分割して使えるという為替予約のこと。

「期間渡し」にくらべ使い勝手が悪いが、その分適用レートは顧客有利となっている。

ワンポイント:
「確定日渡し」で、為替予約を結ぶ場合の留意点。

確定日として定めることができる日は、金融機関の営業日であることはもちろんであるが、通貨の種類に限らずニューヨークの外為市場が、休場の場合を除くのが普通である。

これはUSD以外の通貨であっても、日本円との交換では、USDを経由するため。(ただし例外もあり)

加えてUSD以外の通貨の場合は、その通貨が主として取引される外為市場が休場の場合は、その日を確定日とすることが出来ない。

このような日を為替予約の行使日としたい場合は、前後の日を含んだ「期間渡し」の為替予約をとれば、市場休場日でも金融機関営業日であれば、為替予約使用可能であるので、この方法がよく利用されている。

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