ノンコルレス銀行についての貿易用語解説。貿易実務の情報サイト 「らくらく貿易」。|ノンコルレス銀行 貿易用語集

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貿易用語集

公開日:2015.08.27  / 最終更新日:2017.10.23

のんこるれすぎんこう・ノンコルレスギンコウ ノンコルレス銀行

外為実務用語。

外国為替取引のため「コルレス契約」を締結していない銀行のこと。「ノンコル」あるいは「ノンコル先」と呼ぶ。

締結しない理由はさまざまであるが、世界的に有力な銀行間であってもお互いにメリットが無ければ、コルレス契約を結ばないことは、珍しい事ではない。

一方、その存在すら不確かな金融機関や財務内容がきわめて不芳な金融機関などとは、コルレス契約は当然締結しないので、これまたノンコルレス銀行となる。

つまりノンコルレス銀行とは、いいか悪いかは問わずに、単にコルレスを結んでいないのだぐらいに考えておいた方が間違いない。

ワンポイント:
海外の取引金融機関が自分の取引金融機関とコルレスがない場合、往々にして外為取引は滞りがちになる。

解決策として考えられるのは、第三の金融機関(双方の金融機関とコルレスを持つ)を間に立てたり、どちらかが他のコルレスのある金融機関に移ってしまうという方法がある。

しかしその取引がお互いの事業すべてではないはずのなので、短絡は危険である。

それよりも取引のある金融機関に、相手金融機関とコルレス契約を新しく結ぶように働きかけるという手もある。

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