今回から何回かに分けて、銀行の融資審査の手順やポイントは何かをお話しします。貿易の仕事をしていくなかで銀行から融資を受ける場面はそう多くはないと思います。 |銀行の融資審査はどうやっているのか?

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公開日:2016.06.18

銀行の融資審査はどうやっているのか?

今回から何回かに分けて、銀行がお金を貸すときの、
審査ポイントは何かを、お話しします。

住宅ローンのような定型商品は別にして、
銀行から融資を受ける場面は、そう多くはないと思います。

とはいえいきなり銀行の窓口に行っても、
何も分からなければ、相手の言うことを「へいへい」と聞く、
全くのお任せ状態になりかねません。

でも相手の考えが分かれば、
ただひたすらお金を貸して下さい。
とお願いするより、
何百倍もましだと思います。

そんな気持ちでこの一文を書きました。
孫子の兵法ではありませんが、
「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」です。
それでは早速はじめましょう。

銀行の融資で即断即決は先ずありません。
担当者との面談

担当者の起案

支店内での稟申

支店での決裁

本部へ回付

本部での決裁

実行
これが通常の流れです。
(支店での決裁で完結の場合もあります)

受付の担当者は皆さんとの面談で、
次のステップである起案に向けての、情報を集めています。

ではその中身は何か。
教科書的には、金額・使途・償還能力なのでしょうが、
実際に考えているのは、ズバリ次の3つです。
1.担保はあるのか
2.返済は確実か
3.金利収益以外にメリットがあるか
この3つです。

教科書と重なるのは2.の部分だけです。
今回はこの内、1.担保はあるのか。
この点を見ていきます。

皆さんは担保と言うと何を考えますか?

銀行の担当者は担保と言うと、
まず現金を積んでもらうことを考えます。

これを預担(よたん:預金担保の意味です)とよんで、
最も強力な担保と判断します。
お金を借りるのにお金を預けるなんて、
と思われるかも知れませんが、
現場ではそう珍しい話ではありません。

預金の名義は借入者の本人名義でなくても良いので、
第三者の預金を担保にする。
これならお分かり頂けるでしょうか。

次に強力なのが「不動産」です。これも第三者名義OKです。

不動産の担保手続きは、手数と費用が掛かるのですが、
不動産を担保にするというのは、
借り手の本気度を測るメルクマールとなります。

次に公社債や上場株式などの「有価証券」があります。

預金や不動産と違って、担保提供側から見れば、
費用と手間の面で取り組みやすいものです。

しかし銀行としては公社債であれ上場株式であれ、
日々価格が変動しているのがネックです。
その関係で担保評価には掛け目を使います。
例えば額面の70%を評価額とする。といった具合です。

このやり方ですと、担保として提供したほうは、
額面より少ない価値しか担保として認めてもらえない。
という不満が出る傾向があります。

さて最後は「保証人」です。

じつは法人であれ、個人であれ、保証人手続は
面倒かつ厄介な点が多いので、銀行の本音は回避です。

保証人の話しを銀行が言い出したら、
借入は少し難しくなっている可能性があります。

以上担保と言う面でお話ししましたが、
担保にはデリケートな部分があるので、
皆さんの方から話を向けてもらうと、手続きが早くなります。

以上ご参考になれば幸いです。

次回は2番目の返済は確実かについて、お話ししたいと思います。

2016/06/18 貿易実務の情報サイトらくらく貿易

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