銀行の全国的に統一されたものがあるわけではありません。各銀行が人・物・金を投入して独自に構築しています。特に外為は、預金や融資に比べて従事する人員が少ないために他人任せでは何も進まない事が頻発でした。過去の合併では基幹システムは相手のシステムなのに、外為だけは自行のシステムというときがありました。|銀行のシステム更新、外為は?

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銀行のシステム更新、外為は?

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銀行のシステムは、お金を扱うだけに堅牢且つ大規模です。

しかも時代は変わっていくし取扱業務は拡大していくので、一定年月が経つとシステム更新する必要が出てきます。

加えて合併や統合など予期せざる事情により、経年劣化していないシステムでも、更新する場合があります。

今回はこんな銀行のシステム更新についてお話します。

銀行のシステムは外からは分かりませんが、全国的に統一されたものがあるわけではありません。各銀行が人・物・金を投入して独自に構築しています。もちろん近頃ではあまりにも金食い虫なので、同じシステムを複数行で使う場合も増えてきました。

この銀行システムですが、銀行内部ではオンラインシステムとか、略してオンラインと呼んでいます。ここでもこれからはオンラインと呼ばせて頂きます。

さてこのオンライン更新ですが、大きく二つの側面があります。
一つはハード面、今ひとつはソフト面です。

このうちハード面は、メーカーと銀行システム部門の協働であり、営業店担当者には、ほとんど出番がありません。しかしソフト面となると話は全く別です。全面的に動く必要があります。

特に外為は、預金や融資に比べて事務量や従事する人員が、圧倒的に少ないために、他人任せでは何も進まない事が頻発でした。過去の合併では、基幹システムや預金・融資は相手のシステムなのに、外為だけは自行のシステムと言うときがありました。その話を聞いた時は、変更しないのならラッキー!と思いました。

ところが新しいオンラインの内容が明らかになるにつれて、我々外為に関しては、新システムは全く考慮していない。こんな当たり前のような話が明らかになってきました。しかしいくら今まで通りと言っても、銀行業務の中で外為は、一切他の業務と無関係かと言えば、そんなことはありません。預金にも融資にも国内為替にも、密接な関係があります。にもかかわらずいろんな所で外為関連の視点が、きれいに落ちているのです。

例えて言えばキャッチボールをしていたら、突然相手が居なくなった。こんな感じです。あわてて本部に聞いても変更対象の店のケアは、事前に集合説明や臨店指導があります。が、変更無しの店には何もケアもありません。いくら今まで通りと言われても、これでは不安なことこの上無しです。あのとき変更初日は、終日本当に不安でした。これなら変更対象店の方が、まだ良かったと正直思いました。

このようにシステム変更は、いろいろとあるのですが、AIやクラウドの利用など一連のフィンテックの進歩により、これらのお話は、過去の遺物になる可能性が出てきました。システム変更は今後どうなるのか。銀行の行く末が、こんな点からも心配される今日この頃です。

2018/10/21

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