海外から小切手が送られてきました。正当な理由があれば、受け取って換金する必要があります。従来であれば小切手現物を銀行に持ち込んで、海外払いであれば「買取か取立」、国内払いは「支払」を依頼すると単純でした。ある銀行で何気なしにお知らせを読んでいると、「外貨小切手等の店頭受付停止」なる文言を目にしたのです。|海外から英文小切手が送られてきた!

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海外から英文小切手が送られてきた!

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海外から小切手が送られてきたら、皆さんはどうしますか?

もちろん必要があって送られてきたわけですから、正当な理由があれば、受け取って換金する必要があります。

従来であればこの場面で貿易アドバイザーとして、小切手現物を銀行に持ち込んで、海外払いであれば「買取か取立」。

国内払いは「支払」を依頼すれば良いと、よどみなくご案内していました。

今でもその段取りでOKと高をくくっていたのですが、実はある銀行で何の気なしにお知らせを読んでいると、「外貨小切手等の店頭受付停止」なる文言を目にしました。

あわててメガバンク3行を調べてみると、時期の遅早はありますが何れも店頭受付は取りやめ済となっています。店頭受付と断っているので、扱い自体を止めたようではないようですが。しかし過去小切手の持込実績があればともかく、全くの初めてであれば、新規依頼はアウトのようです。

しかし不思議なのは取りやめ理由が判で押したように、『外貨小切手は振出人の正確な情報を得ることが困難であり、偽造・変造リスクや関連法規制の遵守に関する対応等も必要』と書かれていたことです。

この意味するところはよく分かります。
しかしリスクや関連法規の遵守は、別に急に湧き上がってきたわけではありません。

私もUSD100.00を巧妙にUSD100,000.00偽造した小切手を、店頭提示を受け敢然と(本当はしどろもどろで)、取立を断ったこともあります。要は昔から有ったことなのです。

外為担当者として外貨小切手は、それくらいハイリスク取引でした。さてそんな海外小切手ですが、もし受け取ってしまった場合の対処法について、お話ししてみたいと思います。

まず今回のお話しは法律による禁止ではなさそうなので、銀行によっては引き続き取り扱い可能のようです。例えば、外貨小切手であっても在日銀行支払ならOKの銀行とか、預金口座を持っていれば海外払いであってもOKの銀行などです。

もし今でも海外からの小切手が手元に持っているのであれば、速やかに最寄りの銀行に照会すべきと思います。なおその際に今回のお話とは別ですが、そもそもこの様な小切手には、提示期間が印刷されている場合があります。

例えば振出日から半年以内或いは90日などです。これらの日付は支払相手の銀行に支払提示をした日が、その日付以前の必要があります。注意してください。

最後にどの銀行も強調していたのですが、今後海外からの資金受取は電信送金に限定する。この姿勢が肝かなと感じました。

2019/09/17

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