ゆうちょ銀行が先月28日(2019.11.28)のお知らせで、国際送金に関する改定を発表していました。サービスの見直しについてなのですが、素直に読むと外為からの撤退と、受け取られかねない内容です。法人取引はどこへ行くんだろう? 個人取引はネット取引に限定!?など疑問があります。|【速報】ゆうちょ銀行は外為をやめるのか!?

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【速報】ゆうちょ銀行は外為をやめるのか!?

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ゆうちょ銀行が先月28日(2019.11.28)のお知らせで、国際送金に関する改定を発表していました。

サービスの見直しについてなのですが、素直に読むと外為からの撤退と、受け取られかねない内容です。

正直ビックリしてしまい、そして考え込まされました。今回はこの件についてお伝えします。

1. 法人取引はどこへ行くんだろう

お知らせの文末の方に2020年3月末で、国際送金は終了。とあります。

ゆうちょ銀行は郵便貯金が元々ですから法人取引は不得手。これは事実だと思います。確かに輸出入の取り扱いはありません。海外からの被仕向送金もドイツ銀行経由で、通貨も米ドルかユーロ限定のようです。今回は是に加えて仕向送金も取り扱いをやめるようです。んー。こうなると法人取引からは撤退。こう解釈せざるを得ません。

2. 個人取引はネット取引に限定!?

ゆうちょ銀行における海外送金(ゆうちょ銀行では国際送金)取扱窓口は、減少傾向です。

更に今回は窓口扱いの手数料を引き上げてきました。4,000円を7,500円にです。ほぼ倍になるわけです。これはすごいと感じました。一方ネット取引(ゆうちょ銀行ではゆうちょダイレクト)では、2,000円が3,000円なので、窓口扱いよりもましです。

しかしビックリしたのはその後で、為替手数料と称する、外貨と円貨の通貨交換時の売買利ざやについてです。変更前の水準は米ドル約1円。ユーロは約1.5円と、一般の銀行と似たような水準です。(但し一般の銀行は「約」などとアバウトではありませんが)

これが変更後は軒並み1円上乗せです。これにはビックリです。本来外貨の調達コストは通貨によって異なりますし、為替レートの変動幅も違うので、為替手数料で変動リスクをカバーするのなら、通貨毎に違って当たり前です。それが理由や説明も無く一律上乗せです。ちょっと乱暴な気がします。

3.最後に正直な感想です

冒頭記したようにゆうちょ銀行は、郵便貯金はその母体です。法人や営業性個人が主体の外為取引との、親和性は薄いのは事実です。今回の発表もメガバンクの持つフルバンキング機能装備を、目指さないとの事実上の宣言。こう考えるのだと思います。

この頃特に言われるようになりましたが、もはや「銀行」には金看板は付いていない。こう断言できる寂しい状況を表す、象徴的な話なのかもしれません。

2019/12/05

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