時事通信で「銀行業界で広がる手数料引き上げ」との記事がありました。この流れで3メガバンクの外為業務の今はどうか。外国送金を例にとってお話しします。まず3メガバンク共通なのは、現金による外国送金は出来ない点です。これはその銀行に口座を持たない送金依頼者が銀行の窓口に来ても送金依頼を謝絶することになります。|3メガバンクの外為状況。外国送金を例に

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公開日:2020.01.25

3メガバンクの外為状況。外国送金を例に

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12月の時事通信で「銀行業界で広がる手数料引き上げ」との、記事が報道されていました。

この中には口座維持手数料検討、硬貨入金手数料の新設など、今までタブーに近かった施策が、今や俎上にある事が分りました。

この流れで3メガバンクの外為業務は、今どうなっているのだろう?気になってきました。

そこで今回はこの点について、外国送金を例にとってお話ししてみたいと思います。

まず3メガバンク共通なのは、現金による外国送金は出来ない点です。これはその銀行に口座を持たない送金依頼者が、銀行の窓口に来ても送金依頼を謝絶する。こうなるわけです。

ではその銀行に口座を持つ人が、現金で送金したい場合はどうなるのか。ここで対応が分かれるようです。三菱UFJと三井住友は、誰であっても現金は受け付けないようです。みずほは明言してませんが現在でも受け付け可能なようです。

次にどこの店が受付可能なのかです。

三菱UFJは対応可能な店舗を地域毎に掲載しています。ざっと見た限りではかなりの店が送金不可の印象です。また個人事業主や法人の顧客が対象のようですが、店頭備え付けのテレビ電話への誘導文言も見られました。

このテレビ電話は私も利用したことがあるのですが、直接対面方式(早い話が通常の窓口取引)よりも、かなり使い勝手は落ちますが、外為知識の乏しい窓口担当者と、やり取りをすることを思えば、正直雲泥の差です。

次に三井住友はどうでしょうか。HPを覗いてみてかなり衝撃を受けました。2020年1月20日から外為関連業務を取りやめる店のリスト。こんなものが掲載されていました。開けてみると全国各地のお店が、該当店として載せてありました。どちらかというと個人主体の小さいお店が多い印象です。しかし個人主体だから外為は無い。とまでは言えません。

随分と思い切ったことだなーと感じたのですが、よく考えたらその昔、外為がお上によって制限されていた頃、外替取扱店と非外為取扱店に分かれていて、非外為取扱店は、外為が出来なかった事と似てることに気づきました。これも歴史は繰り返すということでしょうか。

最後にみずほですが、表現として一部の営業店・出張所での外国送金の取り扱いは無い。こう記述しています。それなりのお店が、まだ取り扱いを行っていることを伺わせます。

最後に手数料ですが三菱UFJと三井住友が同水準。みずほがやや安くなっています。3行共に店頭>ATM>ネット取引の順に安くしており、既に来店誘致型から来店回避型へ、そのスタンスを大きく変えています。今後もこの傾向は強まっていくものと思います。

2020/01/25

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