銀行取引をしているとセールス攻撃に遭うことがあります。これが嫌でネット銀行としか取引しない人もいます。ただ対面式の銀行では、決め細かくサービスしてくれる場合もあります。対面式の銀行取引は残したい。しかしセールス攻撃は勘弁して欲しい。|銀行のセールス攻撃を考える

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公開日:2021.05.11  / 最終更新日:2022.10.20

銀行のセールス攻撃を考える

銀行の投資信託商品

銀行取引をしていると、頻繁にセールス攻撃に遭うことがあります。これが正直なところ「うっとうしい」です。しかも「しつこい」です。ホント。

これが嫌でネット銀行としか取引しない。こんな人もいます。ただ対面式の銀行では、こちらの意向をくみ取ってきめ細かく、
サービスしてくれる場合もありますので、無闇に切るわけにも行きません。そんなこんなで対面式の銀行取引は残したい。しかしセールス攻撃は勘弁して欲しい。こんな二律背反のような状態を解消する方策はあるのか。これが今回のテーマとなります。

具体的な対応策の前に、なぜ銀行はセールス攻撃を仕掛けてくるか。これを考えてみたいと思います。銀行は高い公共性を持つ組織です。とはいえ民間企業でもあります。利潤を上げなければ行員を養えませんし、株主に配当も出せません。そこで利益のために、いろいろな商品をセールスしてくるわけです。

伝統的な銀行業務では、預金を集めてそのお金で融資をすれば、預貸の利鞘で十分な収益を確保出来ました。しかしここまで低金利が続くと、この方法は最早使えません。そこで別の方法を採ったのです。

例えば投資信託販売を見てみます。投資信託は皆さんに購入して貰うと銀行に手数料が入ります。この手数料が銀行収益なのです。販売額の3%貰えるものもあります。これだと10百万円販売すれば、300千円!が入る計算になります。実はこんな銀行の思いが、セールス攻撃となって現れて来るのです。

ではこれにどう対抗していくか?方法は以下の通りです。

1. セールス商品に興味なし。断りたい。
セールスを受けたときの気持ちは、このパターンが一番多いと思います。しかし対応が難しいのもこのパターンです。しかこの場合、一番はあっさりと断ってしまう事です。これで一向に構いません。別に後に影響は出ません。せいぜい当日の面談記録に「セールス不調」こう書かれる位です。

それでも心配ならば、銀行からの話しかけには返事をせずに、ひたすら「ウーン」とか「そうでしょうけどもねー」といった、曖昧語をつぶやくのが良いと思います。そして適当なときに「生憎と次の予定がありますので失礼します」これで締めれば、それ以上の深追いはしてきません。

2.興味はあるが決めかねる場合
ポーズで良いので聞く振りを。そうすれば担当者は熱弁を振るいます。しかし結果として話が長くなりがちなので、話のイニシアチブを渡さないためにも、「デメリットは何か?」とか、「リスク(この場合は危険の意味)や不利益はあるのか?」を聞いて下さい。このフレーズは相手の話に大きくブレーキを掛けられます。お勧めです。そして即断即決はせずに、持ち帰り検討すると言い込むようにします。

3.興味はあるし、決めても良いと思っている。
相手のペースでも構いませんが、前記2のような質問は必要です。そしてその場では手続きせずに「検討します」とか、もう少し気持ちを込めるなら「前向きに検討します」と言って下さい。

以上、場合に分けてお話ししました。最後に強調しておきたいのは何れのパターンでも、銀行のペースで話が進むと、後で問題が発生したときに、解決に難儀する場合があります。出来ればすべての場合で、一旦検討のため持ち帰りを原則とする、これで丁度いいと思います。

2021/05/11

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