原産地証明書には2種類あります。通常の原産地証明書は商工会議所が証明しています。EPAやFTAなどの場合は特定原産地証明書といい、ちょっと違います。 貿易実務の情報サイト「らくらく貿易」。 |原産地証明書は2種類あります

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公開日:2013.06.10  / 最終更新日:2016.06.28

原産地証明書は2種類あります

EPA締結国に輸出した方から問い合わせがありました。
「EPA特定原産地証明書の手続きをしてくれますか?」

原産地証明書には2種類あります。
通常の原産地証明書は、輸出インボイスに記載されているすべての商品の
原産地を商工会議所が証明しています。

一方、EPAやFTAなどの場合は「特定原産地証明書」といい、ちょっと違います。
すべての商品が対象ではありません。
TPPでもそうですがお互いの交渉で、対象となる商品がHSコードで特定されているためです。

HSコードに該当する商品かどうかチェックをしたうえで、特定原産地証明書が発行されます。
この手続きがややこしく時間もかかる。
そのためにお問い合わせがあったのでした。

・輸入者から特定原産地証明書の提出を指定されているのか?
・通常の原産地証明書でもいいのか?

確認していただいた結果、特に指定はない。
通常の原産地証明書で無事輸出されました。

関連コラム:
特定原産地証明書 2011/11/24

2013/06/10

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