インコタームズFCA条件。実務ではまだFOBが使われているケースが多いようです。FCAの言葉の意味と、どのような輸送方法に適しているかを考えてみましょう。貿易実務の情報サイト「らくらく貿易」。 |インコタームズのFCAとFOBどちらが実務的?

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インコタームズのFCAとFOBどちらが実務的?

Facebookにインコタームズからの質問が出ていました。
「FCAの言葉の意味と、どのような輸送方法に適している条件なのか?」

この質問に対してさまざまな答えが投稿されています。
言葉の意味はFCA=Free Carrier=運送人渡しと正解ですが、輸送方法についてはいろいろ。

・どのような輸送方法でも使える
・コンテナ貨物でのみ使える
・指定場所で貨物を引き渡し運賃は到着地払い などなど

答えは、買主が指定した運送人に売主の所在地または運送人の指定場所で貨物を引き渡す。

FCAFOBはどう違うの?
FCAは、コンテナ輸送のためにFOBと区分けして設定されたインコタームズでした。
コンテナヤード(CY・CFS)での保険リスク負担を明確にするためでした。

FOBでの保険開始は本船への積み込み完了からです。
つまり、FOBの場合コンテナヤード内の貨物は保険対象外ということになります。

まだ積み込み前の貨物が保管されているコンテナヤードは、「運送人」の管理下にあります。
「運送人」を明確にする目的からもFOBと異なる解釈のFCAが設定されたと思われます。

■FCAのCarrier (運送人)とは誰のこと?
「運送人」とは、船会社・エアラインなど実際の運行者または輸送を請け負うフォワーダーも含まれます。
フォワーダーは、輸出通関代理だけでなく、B/Lを発行する「運送人」でもあるからです。

コンテナ貨物をコンテナヤードに持ち込むだけでなく、工場でバンニングする場合もFCAが適用できます。
空港内の貨物ターミナルも同じ、フォワーダーに貨物を引き渡した時点がFCAということになります。

しかし、商習慣でまだFOBが使われているケースが多いのではないでしょうか。
FCAの使用比率が極度に低いのは「あえて変更する理由がないから」といったご意見も多いようです。

貿易実務でインコタームズのFCAをもっと使いこなすようにしましょう。

関連コラム:
インコタームズ2010(その2) 2010/12/8

2014/03/31

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